嚥下障害

嚥下とは

「物を食べる」ことは、食べ物を「認識し」「口に入れ」「噛んで」「飲み込む」までの一連の動作からなります。このうちの「飲み込む」という動作が「嚥下(えんげ)」にあたります。

http://www.kishoku.gr.jp/public/disease04.html

 

嚥下の過程

私たちは普段、意識はしていませんが、食べ物を目やにおいで認識し、口まで運び、口の中に入れて噛み、ゴックンと飲み込むことで、食物や液体を摂取しています。この一連の動きを、一般的に次のように分類しています。

①目で見て食べ物を認知する(先行期)
②食べ物を口の中にいれよく噛む(準備期)
③舌が食べ物を後ろ側に送り込む(口腔期)
④食べ物が咽頭を通過する(咽頭期)
⑤食べ物が食道を通過する(食道期)

http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/dysphagia50.html

 

5期モデル

http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/dysphagia50.html

 

嚥下は、主に舌の運動により食べ物を口腔から咽頭に送る「口腔期」、嚥下反射により食べ物を咽頭から食道に送る「咽頭期」、食道の蠕動(ぜんどう)運動により胃まで運ぶ「食道期」に分けられます。

http://www.kishoku.gr.jp/public/disease04.html

 

口腔期

咽頭期

食道期

http://www.kishoku.gr.jp/public/disease04.html

 

 私たちは食物を口のなかで噛み砕く→舌を使って口の奥に送り込む→ 嚥下する、といった流れで食事をします。このとき、口の奥の天井の部分(軟口蓋)が鼻腔を塞ぎ、気管のふたである喉頭蓋が閉じます。これによって口のなかのものが気管や鼻に入り込むことなく、食道から胃へと送り込まれるのです。

http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200902/clinic.htm

 

嚥下に関する器官

http://health.goo.ne.jp/medical/data/150102000_04.html

 

http://www.kishoku.gr.jp/public/disease04.html

 

嚥下障害とは

摂食・嚥下障害ともいい、食べること、飲み込むことの障害のことで、上手く食べられない、飲み込めない状態

https://www.jda.or.jp/park/trouble/index07.html

 

摂食・嚥下障害とは、口から食べる機能の障害のことです。

http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/dysphagia50.html

 

原因

https://www.jda.or.jp/park/trouble/index07.html

 

嚥下障害を引き起こす疾患にはいろいろなものがありますが、とくに脳梗塞(のうこうそく)・脳出血などの脳血管障害、神経や筋疾患などでは高い率で起こります。
http://health.goo.ne.jp/medical/10F10200

 

原因として最も多いのが脳梗塞などの脳血管障害ですが、高齢者においては、加齢による筋力低下、予備能力の低下を招き、容易に摂食・嚥下障害を発症しやすくなります。
http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/dysphagia50.html

 

最も多いのが脳梗塞などの脳血管疾患に伴う摂食・嚥下障害です。他にはパーキンソン病、重症筋無力症、多発性筋炎などの神経疾患、口腔癌など様々な原因により起こりますが、要介護状態になることの多い病気の多くは、摂食・嚥下障害の原因になりえます。
http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/pg380.html

 

・脳卒中後遺症  ・外傷性脳損傷  ・脳性麻痺  ・痴呆  ・パーキンソン病
・ハンチントン病  ・ウィルソン病  ・筋萎縮性側索硬化症  ・多発性硬化症  ・脳腫瘍
・重症筋無力症  ・頭頸部領域ガン  ・薬剤  ・歯牙の喪失等による咀嚼力の低下
http://www.swallow-web.com/engesyogai/

 

嚥下には多くの器官が関わっているため、これらが障害を受けるさまざまな疾患で、嚥下障害が起こりえます。
http://health.goo.ne.jp/medical/10F10200

症状

食べ物が飲み込みにくくなったとの自覚(嚥下困難)や、食事の時のむせ(誤嚥)が現れます。

http://health.goo.ne.jp/medical/10F10200

 

食べるとむせる、形があるものをかんで飲み込めない、食事に時間がかかる、食べると疲れる、食後に痰が出る、食事を摂ると声が変わる、食べ物が口からこぼれる、飲み込んでも食物が口の中に残る、食べ物がつかえる

https://www.jda.or.jp/park/trouble/index07.html

 

食事中によくむせる
(とくに水分でむせることが多く、みそ汁などを避けるようになる)
食事中でなくても突然むせる、咳込む(唾液でむせているもの)
飲み込んだ後も、口腔内に食物が残っている
ご飯より麺類を好むようになったり、咀嚼(そしゃく)力低下や歯科的問題で、
噛まなくてよいものを好むようになる
食事の後、がらがら声になる
食べるとすぐ疲れて、全部食べられない
体重が徐々に減ってきた
毎日飲んでいた薬を飲みたがらない
水分をとりたがらない(尿量が減った)
発熱を繰り返す(誤嚥性肺炎の疑い)
夜間、咳込むことがある

http://www.emec.co.jp/swallow/08.html

 

・物を飲み込みにくい
・飲み込むときに痛みや苦痛がある
・口から食物がこぼれたり、口のなかに残ったりする
・よだれがでる
・口が渇く
・食べるのに時間がかかる
・飲み込んだ後に声が変わる
・飲み込む前後や、最中にむせたり咳き込んだりする
・食物や胃液が口のなかに逆流したり吐いたりする

http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200902/clinic.htm

 

① 食事中や食後にむせや咳がよくある
② お茶などの水分や味噌汁でむせることが多い
③ 食べると疲れて苦しい
④ 口から食物がこぼれることがある
⑤ 体重や尿量が減少した
⑥ 食べたがらない
⑦ 食事の好みが変わった
⑧ のどや口の中に食物が残る感じがする
⑨ 特に食後に声がゴロゴロする感じ(たんが絡んだような感じ)がある
⑩ 食べ物がのどにつまって逆流してくる
⑪ 脱水・低栄養状態がある
⑫ 風邪ではないのに発熱が続く
⑬ 夜、咳き込んで目が覚めることがある
⑭ 過去に誤嚥・窒息があった
http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/dysphagia200.html

 

嚥下障害の結果として起こる症状

体重が減る、低栄養や脱水を起こす、飲み込んだものが気管に入る(誤嚥する)、飲み込んだもので窒息する

https://www.jda.or.jp/park/trouble/index07.html

 

食物摂取障害による栄養低下と、食物の気道への流入(誤嚥(ごえん))による嚥下性肺炎(誤嚥性肺炎)

http://health.goo.ne.jp/medical/10F10200

 

① ご飯がうまく食べられないことによる栄養状態の低下(低栄養)
② 気道に食べ物が入ってしまい肺炎になってしまう(誤嚥性肺炎)、窒息する
③ ご飯が食べられないことによる食べる楽しみの喪失

http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/dysphagia100.html

スクリーニングの方法

嚥下機能の評価として、まず質問紙、水飲みテスト、反復唾液嚥下テスト(RSST)などでスクリーニングを行います。
http://www.emec.co.jp/swallow/09.html

 

簡単な検査(スクリーニングテスト)
・反復唾液嚥下テスト
30秒間で何回唾液を飲めるか計測します。嚥下回数2回以下だと摂食・嚥下障害の可能性が高くなります。
・改訂水飲みテスト
3mlの冷水を飲んでもらうテストです。むせや呼吸の変化、声の変化などを見ます。
・フードテスト
茶さじ1杯(約4g)のプリン、お粥、液状食品を食べていただきます。飲み込んだ後に口の中に食物が残っていないか、むせないか、呼吸の変化などをみます。
・頸部聴診法
食べ物を飲み込んだときに首のところで生じる音(嚥下音)と飲み込む前後での呼吸の音の変化を聴診器で聴診します。
・咳テスト
不顕性誤嚥(ムセのない誤嚥)が疑われる場合に行います。
・ガムテスト
咀嚼能力を判定するガムを咬むテストです。
http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn17/dysphagia550.html

 

嚥下障害のリハビリテーション

嚥下障害のリハビリテーションには基礎訓練と、摂食訓練があります。

http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000700/hpg000000611.htm

 

基礎訓練

基礎訓練は食物を用いない訓練です。全身状態が悪いときや、摂食訓練の前などに行います。

http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000700/hpg000000611.htm

摂食訓練

摂食訓練は、食物を用いて実際に食べる訓練です。

http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000700/hpg000000611.htm