第100回医師国家試験

第100回医師国家試験

A

5

[問題]
10歳の男児。小学校で他の児童とうまく遊べないことを母親が心配して来院した。乳児のころはおとなしく、3歳児健康診査で言葉の遅れは指摘されなかった。幼稚園では一人遊びが多かった。運動は苦手であるが、プロ野球が好きで選手の背番号を全て記憶している。冗談は通じずクラスで笑いものになることがある。
最も考えられるのはどれか。

[選択肢]

  1. 選択縅黙
  2. 行為障害
  3. 小児自閉症
  4. Asperger症候群
  5. 注意欠陥多動性障害<ADHD>

正解

4

 

45

[問題]
10歳の男児。左陰嚢部の痛みを主訴に来院した。早朝に左鼠径部の痛みで目を覚ました。左精巣は腫大し陰嚢の上部に位置している。自発痛と圧痛とがともに強い。超音波ドプラ検査では左精索の血流を確認することができない。
治療として適切なのはどれか。

[選択肢]

  1. 抗菌薬の投与
  2. 抗凝固薬の投与
  3. 左精巣の冷湿布
  4. 左精巣の牽引
  5. 緊急手術

正解

5

 

50

[問題]
10歳の男児。けいれんを主訴に来院した。乳幼児期に発熱時けいれんが10回以上あった。最近しばしば上下肢の攣縮がみられる。朝方、数分間に及ぶ全身けいれんをきたした。う歯が多数みられる。血清生化学所見:Na146mEq/l、K3.6mEq/l、Cl102mEq/l、Ca6.0mg/dl、P8.1mg/dl、TSH0.3μU/ml(基準0.2~4.0)、FT42.0ng/dl(基準0.8~2.2)、PTH6.0pg/ml(基準10~60)。頭部単純CTを示す。
治療に用いるのはどれか。

 

100a50

[選択肢]

  1. 抗甲状腺薬
  2. カルニチン
  3. 抗けいれん薬
  4. 活性型ビタミンD
  5. 抗アルドステロン薬

正解

4

 

F

8

[問題]
11か月の乳児。生後2か月のとき上背部に紅色結節が生じ、次第に大きくなった。この腫瘤以外に皮膚病変はない。発達にも異常はない。背部腫瘤の写真を示す。
異常がみられるのはどれか。

 

100f8

[選択肢]

  1. 脳波
  2. 眼圧
  3. 呼吸数
  4. 血小板数
  5. 血清クレアチニン

正解

4

 

10

[問題]
12歳の男児。還延する発熱を主訴に来院した。1歳時に心室中隔欠損症の根治術を受けたが残存短絡がある。2週前に扁桃摘出術を受けた。5日前から夕方になると39℃以上の発熱を認める。食思不振と嘔気とがある。体温38.2℃。呼吸数30/分。脈拍100/分、整。四肢に点状出血を認める。胸骨第3肋間左縁に2/6度の全収縮期雑音を聴取する。腹部は平坦、軟。肝を右肋骨弓下に3cm、脾を左肋骨弓下に3cm触れる。血液所見:赤沈68mm/1時間、赤血球352万、Hb11.0g/dl、白血球22,000(桿状核好中球12%、分葉核好中球64%、好酸球3%、単球5%、リンパ球16%)、血小板12万。CRP12.0mg/dl。
診断に必要な検査はどれか。2つ選べ。

[選択肢]

  1. 血液培養
  2. 大動脈造影
  3. 冠動脈造影
  4. 頭部単純CT
  5. 心エコー検査

正解

1,5

 

 

I

5

[問題]
10か月の乳児。母親が発達の遅れを心配して来院した。在胎38週、自然分娩で出生。母乳栄養である。定頸5か月、坐位9か月、寝返りはするが這い這いはできない。
この児に対する発達の評価に適しているのはどれか。2つ選べ。

[選択肢]

  1. Moro反射
  2. Landau反射
  3. Babinski反射
  4. 手掌把握反射
  5. パラシュート反射

正解

2,5

 

20

[問題]
11歳の男児。学校で運動中、左側腹部を強く打撲し救急車で搬入された。意識は清明。体温35.7℃。脈拍100/分、整。血圧80/58mmHg。心雑音はない。呼吸音に異常を認めない。皮下気腫はない。腹部は平坦。腸雑音は弱い。左側腹部に圧痛を伴う腎を触知する。尿所見:肉眼的血尿、蛋白2+、糖(-)、沈渣に赤血球無数/1視野、白血球2~3/1視野。血液所見:赤血球210万、Hb6.5g/dl、Ht21%、白血球9,500、血小板18万。腹部造影CTを示す。直ちに乳酸加リンゲル液を輸液し、赤血球濃厚液1,000mlの輸血を行ったが、血圧は安定しなかった。
次に行うのはどれか。

100i20

[選択肢]

  1. 止血薬投与
  2. 左腎動脈塞栓術
  3. 左尿管ステント留置
  4. 左腎瘻カテーテル挿入
  5. 左腎摘除

正解

2