
ICG試験を分かりやすく解説しているサイト
ICGテスト(インドシアニングリーン試験)|慶應義塾大学病院 KOMPAS
“肝臓の解毒能力(異物を処理する能力)を調べる検査”
“ICGを静脈注射15分後に採血し、血液中のICGがどれくらい排出されたかを調べることで、肝臓の解毒能力の程度がわかります”
“肝臓には、体内に入った異物をとらえ、中和する働きがあるため、肝臓の働きが弱まっていると、異物は中和されることなく、血液中に残留する。そこで、異物に相当する緑色の色素であるICGを体内に注入し、一定の時間ごとに採決して、血液中のICGがどれくらい排出されたかを調べることで、肝臓の解毒能力を検査する”
“R15の値ごとに安全に切除できる肝臓の割合がほぼ分かっています”
“R15が10%以下の正常値であれば、肝臓を約3分の2(最大で70%)まで切除することができます”
“R15が10~20%では3分の1まで、20~30%では6分の1まで肝臓を切除することができる”
“R15が30~40%では、非がん部肝実質はほんの一部しか切除できませんし、40%台まで悪くなると、非がん部肝実質は全く切除せず腫瘍のみを取り除く手術にしか耐えることはできません”