
嚥下性肺炎
病院によっては嚥下性肺炎の治療に
セフタジジム+クリンダマイシン
を投与しているところがあります。
通称「モダダラ療法」と呼ばれ、PA、嫌気性菌を含めてとても広いスペクトラムをカバーすることが可能な併用療法であり、よく使用される組み合わせです。
嚥下性肺炎は高齢者に多く、高齢者はすぐに菌交代症をおこします。
セフタジジム+クリンダマイシンの組み合わせを高齢者に使用すると7~10日後程度で偽膜性腸炎を起こしてしまいます。なのでセフタジジム+クリンダマイシンの組み合わせは嚥下性肺炎ではあまり推奨されません。
実際、嚥下性肺炎の治療はペニシリン系で十分なことがほとんどです。