胃炎

胃炎

胃に起きる炎症を胃炎といいます。

分類

  • 急性胃炎
  • 慢性胃炎
    • 組織学的慢性胃炎
    • 形態学的慢性胃炎
    • 症候性慢性胃炎

急性胃炎

胃粘膜の急性炎症です。

症状

腹痛、嘔吐、消化管出血などを認めます。

原因

  • アルコール
  • 薬物
    • NSAIDs、抗菌薬
  • ピロリ菌感染
  • ストレス

治療

ガスターD錠(10mg)2錠分2朝夕食後などを投与しますが、腎機能低下を認める場合には減量します。

アスピリンやNSAIDsを内服中であり、それらの投与をやめられない場合にはサイトテック錠(200μg)4錠分4食後就寝前などを投与します。副作用に下痢・悪心などがあります。

 

組織学的慢性胃炎

胃粘膜の萎縮性変化を認めます。

原因

ほとんどがH.pyllri感染です。

診断

Updates Sydoney Systemを用います。

治療

抗菌薬を用いてH.pyloriを除菌します。

形態学的慢性胃炎

診断

内視鏡検査や造影X線検査を行い診断します。

木村・竹本の内視鏡検査による胃粘膜の萎縮性変化をもとにした分類が用いられます。

治療

症候性慢性胃炎に準じた薬物療法を行います。

症候性慢性胃炎

器質的変化がないが上部消化器症状が持続するものです。

機能性ディスペプシア/機能性胃腸症/functional dyspepsiaとも呼ばれます。

診断

内視鏡検査などを行っても異常所見はありません。そのため問診による診断が中心になります。

治療

胃酸分泌抑制薬、消化管運動機能改善薬、抗不安薬などを用います。

心理的要因が関与していることも多いです。