大腸ポリープとは

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大腸ポリープとは大腸の粘膜面から内腔に向かって飛び出している隆起型病変の総称です。
大腸ポリープには上皮性の腫瘍、非腫瘍、非上皮性の腫瘍、非腫瘍など、隆起するすべての病変が含まれます。
大腸ポリープの分類
- 上皮性
- 腫瘍性
- 腺腫
- 癌
- カルチノイド
- 非腫瘍性
- 過形成性
- 過誤腫性
- 若年性
- Peutz-Jeghers型ポリープ
- Cowden病
- 炎症性
- 炎症性ポリープ
- 炎症性筋腺管ポリープ
- cap polyp
- Cronkhite-Canada syndrome
- colonic muco-submucosal elongated polyp(=CMSEP)
- 腫瘍性
- 非上皮性
- 腫瘍性
- 間葉系腫瘍(GIST)
- リンパ腫
- 神経線維腫
- 神経鞘腫
- 平滑筋腫、平滑筋肉腫
- 脂肪腫
- リンパ管腫
- 血管腫
- 顆粒細胞腫
- 非腫瘍性
- 炎症性線維性ポリープ
- 化膿性肉芽腫
- 良性リンパ濾胞性ポリープ
- 腫瘍性
大腸ポリープは癌になるの?
大腸ポリープは大きさが大きいものほどその一部に癌を伴っている可能性が高くなります。
大腸内視鏡検査を行ったときに5mmよりも大きい大腸ポリープが見つかった場合には、
内視鏡を使って切除することが望ましいです。
大腸内視鏡検査を2回目以降に受けるタイミング

大腸腫瘍
大腸の腫瘍の大部分は良性である腺腫です。ただし、良性の腺腫も大きさが大きくなってくると小さい癌を伴うことがあります。そのように腺腫に伴ってできた小さい癌を腺腫内癌といいます。
このように腺腫の一部は放置するとその中に腺腫内癌ができることから、腺腫は前癌病変とも呼ばれます。
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大腸内視鏡検査で5mm以下の大腸ポリープが見つかった方、
また内視鏡で大腸ポリープの切除を行った方は次の大腸内視鏡は1年後に受けることが推奨されます。